というものがあります。
これは、一度贅沢な暮らしを覚えてしまうと、質素な生活に
戻るのは難しい。という意味だそうです。

日本経済の発展とともに、暮らしは豊かになってきました。
逆にその豊かさに慣れてしまいますと、質素に暮らすことの
大切さを忘れかけているような気がします。
物質的な豊かさと引き換えに、物を無駄にせず倹約して
暮らすことで育んできた、心の豊かさも忘れかけています。
私たちは伝統的に、一つの道具を修理しながら長く使うこと
で物への感謝を育み、家族が一つの食べ物を分け合って食べ
ることで、お互いにいたわる優しさを育ててきました。

目先の豊かさに惑わされることなく、質素倹約な暮らしを
通して本当の豊かさを育んでいきたいと思っています。
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